答: Bolt を起動するには、有効なライセンスファイルが必要です。ライセンスファイルは、Bolt がインストールされているコンピュータ上か、ネットワークライセンスサーバー上に置きます。 お客様が購入されたライセンスの種類によって、Bolt がネットワーク上とスタンドアロンのコンピュータ上のどちらで使用できるかが決まります。 Bolt のアクティベートの詳細に関しては、アクティベーション をご覧ください。
Bolt FAQ
コンピュータのシステムが独自に設定されていると、Bolt のインストールがうまくいかないことがあります。ここでは問題解決のヒントを紹介しています。 お探しの質問がない場合は、M&T までお問い合わせください。
アクティベーション&インストール
Bolt を起動すると、Product Activation スクリーンが表示される。
インストールの最中にBolt が終了してしまう。Bolt が完全にインストールされない。
答: Bolt が正しくインストールされない理由はいくつか考えられます:
- ウィルス対策ソフトウェア 一部のウィルス対策ソフトがインストールを妨げているかもしれません。
例えば、Bitdefender Antivirus Free Edition はBolt のインストールをブロックすることが分かっています。
インストールの際、一時的にウィルス対策ソフトを無効にする必要があります。
- システム権限 システムにソフトウェアをインストールする権限がない場合、Bolt をインストールすることはできません。
Bolt のアクティベーション方法
答: アクティベーション をご覧ください。
ノート: ネットワーク上でのインストールを行うには、Bolt を使用するネットワークのライセンスサーバーとなるコンピュータに、 RLM-Server license manager というソフトウェアをインストールしておく必要があります。 RLM-Server とインストールガイドはこちら。
アクティベーションに使用するhostID を知る方法
答: アクティベーションに必要なhostID を知るには、rlmutil ユーティリティを使います。オプションは rlmutil rlmhostid ether です。
ノードロック ターミナルウィンドウで、Bolt\bin フォルダ(例えば c:\Program Files\Bolt 1.0\bin または /opt/Bolt 1.0/bin)までナビゲートします。rlmutil rlmhostid ether と入力します。
フローティング ターミナルウィンドウでRLM-Server フォルダまでナビゲートし、rlmutil rlmhostid ether と入力します。
エラーメッセージ:"Unable to find mpiexec"
答: Bolt は、Microsoft のMessage Passing Interface (MPI) を使用して並列メッシング処理を行っています。Bolt のインストールの際、MPI はC:\Program Files\Microsoft MPI にインストールされます。MPI がインストールされていない場合は、C:\Program Files\Bolt\bin までナビゲートし、MSMPISetup.exe を実行してMPI をインストールします。
MPI がインストールされている場合は、File メニューのPreferences... から、MPI へのパスを設定できます。C:\Program Files\Microsoft MPI\bin\mpiexec.exe をブラウズし、Set MPI Path をクリックします。
RLM-Server のヘルプ (www.reprisesoftware.com)
答: csimsoft は、Reprise Software 社のRLM-Server ライセンスマネージャを使用しています。Reprise Software ウェブサイト にアクセスして、RLM に関するFAQ を参照しましょう。
フォーマット&サポート
答: Bolt はWindows とLinux でご利用可能です。対応しているプラットフォームは以下の通りです:
- Linux Red Hat 6 64-bit
- Windows Vista, 7, 8, 8.1, 10 64-bit
また、OpenGL 3.3 に対応しているローカルディスプレイの使用を推奨します。
答: Bolt はCubit Facet (.fac*)、STL (.stl*)、Wavefront Object (.obj*)、Stanford Plygon (.ply*) などのウォータータイトファセットファイルをインポートすることができます。 またBolt にはAssimp Open Asset Import Library があり、以下の交換フォーマットに対応しています。
ファイルフォーマット | 拡張子 |
3ds Max 3DS | .3ds |
3ds Max ASE | .ase |
AC3D | .ac |
AutoCAD DXF | .dxf |
Autodesk | .fbx |
Blender 3D | .blend |
Collada | .dae |
DirectX X | .x |
glTF | .gltf, .glb |
Industry Foundation Classes (IFC/Step) | .ifc |
LightWave | .lwo |
LightWave Scene | .lws |
Milkshape 3D | .ms3d |
Modo | .lxo |
Stanford Polygon Library | .plt |
STL | .stl |
TrueSpace | .cob, .scn |
Wavefront Object | *.obj |
XGL | .xgl, .zgl |
詳細は ASSIMP ウェブサイト をご覧ください。
ネットワーク トラブルシューティング
よくあるネットワークトラブル
答:
- ライセンスサーバーとして使用するコンピュータにRLM-Server をインストール・アクティベートしましたか?
ネットワーク上でのインストールには、二つの異なるプログラムのインストールが必要です。RLM-Server はサーバーソフトウェアで、Bolt はクライアントソフトウェアです。 RLM-Server は こちら からダウンロードできます。 - コンピュータにインストールしたRLM-Server をアクティベートしましたか?
RLM-Server がアクティベートされると、.lic 拡張子のライセンスファイルがRLM-Server フォルダに入ります。 RLM-Server フォルダ内の rlm_activate ユーティリティを用いてソフトウェアをアクティベートするか、csimsoft アカウントのライセンスページにアクセスしてください。 詳細は RLM-Server インストールガイド をご覧ください。 - csimsoft ISV サーバーは稼働していますか?
アクティベート後、ライセンスサーバーソフトウェアの再起動が必要な場合があります(マシンの再起動は不要です)。 csimsoft サーバーが稼働中かどうか確認しましょう。サーバー上のウェブブラウザで、http://localhost:5053 とタイプします。Reprise License Server Administration ページが開きます。 左の欄のStatus をクリックすると3つの表が表示されます。ISV Servers の表にcsimsoft port 5055 running:Yes と表示されているはずです。 もしされていない場合は左の欄のReread/Restart Servers をクリックし、もう一度Status をクリックして確認します。 - ポート5055を使用している他のRLM ISV サーバーがありませんか?
RLM を使用する他のソフトウェアが同じポート番号を使用しているかもしれません。 衝突を避けるため、Bolt のポート番号を変更してください。 - クライアント上でBolt のインストール・設定をしましたか?
RLM-Server をインストール・アクティベートした後(.lic ファイルがRLM-Server フォルダにある状態)で、 ネットワーク上の各クライアントコンピュータ上でBolt が正しく設定されていることを確認してください。Bolt 起動時にRLM-Server ライセンスサーバーのライセンスを要求するので、 RLM-Server がどこにあるかを知っている必要があります。クライアントマシンはネットワーク上のサーバーにアクセス可能でなければなりません。 Bolt Product Activation ウィンドウでselect Floating: Connect to a license server を選択します。RLM-Server がインストールされているコンピュータのホスト名かIPアドレスを入力します。 デフォルトのポート番号は5053です。Product Activation ウィンドウはHelp メニューの下から開きます。
ライセンスサーバー上で、rlm_activate ツールを用いたライセンスファイルの書き込みができない
答: rlm_activate ツールを用いてRLM-Server をアクティベートする際は、必ずルートあるいは管理者権限で実行してください。 インストール場所への読み込み/書き込みアクセスが可能になります。
エラーメッセージ:"Failed to connect to or get license from license server"
答: Bolt がRLM-Server サーバーライセンスにアクセスできない原因はいくつか考えられます:
- Bolt とライセンスのバージョンが一致していない Bolt のバージョンがフローティングライセンスで許可されたバージョンよりも新しい場合は、
ライセンスを更新するか、バージョンが一致するBolt を使用してください。
新しいバージョンのBolt がリリースされた際は、Bolt だけでなくライセンスサーバー上のフローティングライセンスも更新してください。
フローティングライセンスを更新するには、My Licensesページにあるプロダクトキーを使って、再度アクティベーションを実行します。
- RLM-Server がインストールされていない フローティングライセンスが働くにはBolt とRLM-Server がインストールされている必要があります。
RLM-Server はネットワークサーバーあるいはライセンスサーバーとして働くワークステーションにインストールするサーバーソフトウェアです。
ネットワーク上でインストールされたBolt が使えるようになるには、有効なライセンスファイルと共にRLM-Server をインストール・アクティベートする必要があります。
- RLM-Server がアクティベートされていない RLM-Server をインストールした後、RLM-Server インストールフォルダ内の
rlm_activate コマンドラインユーティリティを用いてRLM-Server をインターネット上でアクティベートしてください。
csimsoft サーバーと通信し、フローティングライセンスファイルをダウンロードします。
- RLM-Server が稼働していない インストールの間に、RLM-Server は自動で起動するはずです。サーバーの状態を確認するには、
ウェブブラウザ上で http://localhost:5054/ とタイプします。Reprise License Server Administration ページが開きます。
左の欄のStatus をクリックして、csimsoft サーバーが稼働しているかどうか確認します。csimsoft サーバーを起動するには、Reread/Restart Servers をクリックします。
- ネットワーク通信エラー RLM-Server はネットワークサーバーあるいはライセンスサーバーとして働くワークステーションにインストールされている必要があり、 このサーバーはBolt をインストールしたワークステーションにアクセス可能でなければなりません。RLM-Server との通信ができないと、Bolt は正常に動きません。
複数のベンダーのソフトウェアを管理できるようにRLM を設定する方法
答: RLM-Server は、Reprise Software のRLM をベースにしています。2つ(複数)の異なるソフトウェアベンダーのソフトウェアをRLM で管理する方法は2つあります:
- RLM インストールとISV サーバーを分ける
- 一つのRLM インストールで2つ(複数)のISV サーバーを管理する(推奨)
1つのRLM をインストールして、2つ(複数)のISV サーバーを管理することが推奨されます。デフォルトではRLM サーバーはISV ソフトウェアと通信するのにポート5053を使用しますが、 それぞれのISV サーバーは固有のポートを使用します。例えば、ポート5055のISV A とポート5056のISV B は、どちらもポート5053を使用してRLM ライセンスサーバーと通信します。 全てのISV ファイルは同じフォルダに入れる必要があります。
詳しくはReprise Software ウェブサイトの Managing Software from Multiple Publishers をご覧ください。
サーバーログのDENIED メッセージを消去する方法
答: Bolt が要求した機能のライセンスがサーバーにない場合、RLM-Server のログにDENIED メッセージが表示されます。 このメッセージを消去するには、csimsoft.opt というRLM-Server インストールフォルダに、NOLOG denied と書き込んだテキストファイルを作成します。 これによりDENIED メッセージは消去されますが、ライセンスがきちんとチェックアウトされなかった場合がわからなくなる恐れがあります。
RLM-Serverを再起動する方法
答: RLM-Server は、RLM-Server 管理ページから再起動できます。ウェブブラウザでhttp://localhost:5054/ とタイプしてページにアクセスし、左の欄のコマンドを使用します。
Linux サーバーにGUI がない場合は、以下のコマンドが使用できます(ルート権限で実行): /etc/init.d/rlm.sh restart
RLM-Server を停止して取り除く方法
答: RLM-Server は、以下のコマンドを用いてサーバーから取り除くことができます:
RLM を取り除きます。
- Redhat-based systems: (root) chkconfig --del rlm.sh
その後、インストールに用いたファイルをすべて取り除きます。
- rm /etc/init.d/rlm.sh
- rm -rf /opt/RLM-Server
クラスタ上でBolt をセットアップする方法
答: ライセンスマネージャーをHPC クラスタ上にインストールすることは可能ですが、RLM-Server はHPC クラスタのノードでないコンピュータ(Windows またはLinux )にインストールすることを推奨します。 RLM-Server のインストール・アクティベーション方法は他の普通のコンピュータの場合と同様です。 ( Trelis ネットワークインストールガイド をご覧ください)
RLM-Server がどこにインストールされているかにかかわらず、HPC へのBolt のインストールには必ずフローティングライセンスが必要です。
RLM-Server をインストール・アクティベートした後は、HPC クラスタにBolt をインストールしてライセンスサーバーのあるマシンを指示します。 インストールディレクトリにremote.lic を置くか、またはBolt を起動した際に現れるActivation Dialog にライセンスサーバーのIPアドレスかホスト名を入力します。
RLM-Server のヘルプ (www.reprisesoftware.com)
答: csimsoft は、Reprise Software 社のRLM-Server ライセンスマネージャを使用しています。Reprise Software ウェブサイト にアクセスして、RLM に関するFAQ を参照しましょう。
Linux インストール
Linux マシン上でBolt のインストールロケーションを指定する方法
答: Bolt を特定のフォルダにインストールすることができます。例えば、以下の方法ではBolt を/home/user にインストールします:
- .rpm ファイルをダウンロードする。
- # .rpm ファイルを展開する
ar vx Bolt-XX.X-Lin64.rpm - # データファイルをインストールする(ファイルは/opt に入ります)
sudo tar -zx --directory=/home/user -f data.tar.gz (/home/user/opt/Bolt-XXX/ フォルダを作成します) - # コントロールファイルを展開する
tar zxvf control.tar.gz - # ライセンスマネージャーとデスクトップショートカットをセットアップする
sudo ./postint - デスクトップショートカットをこのロケーションにインストールするには、csimsoft-Bolt-XXX.desktop ファイルを変更した後、xdg-desktop-menu を実行してインストールします。
rpm ツールなしでLinux にBolt をインストールする方法
答: Linux ディストリビューションには、rpm ツールがないものもあります。以下の手順でBolt をインストールすることができます:
- .rpm ファイルをダウンロードする。
- # .rpm ファイルを展開する
ar vx Bolt-XX.X-Lin64.rpm - # データファイルをインストールする(ファイルは/opt に入ります)
sudo tar -zx --directory=/ -f data.tar.gz - # コントロールファイルを展開する
tar zxvf control.tar.gz - # ライセンスマネージャーとデスクトップショートカットをセットアップする
sudo ./postint
Ubuntu GUI の遅延について
答: nouveau グラフィクスドライバを使用すると、Trelis のグラフィクスエンジンが正常に作動しない場合があります。そのような場合は、Nvidia のグラフィクスドライバを使用してください。
フォーラム
csimsoft フォーラム を利用して、様々な疑問への答えを探したり、質問を投稿したりできます。